日本臨床スポーツ医学会

研究倫理委員会

委員長 牧田茂

研究倫理委員会
委員長 牧田茂

 この度、研究倫理委員会の委員長を拝命した牧田茂です。前期から引き続き活動してまいりますので会員の皆様方にはよろしくお願い申しあげます。さて、研究倫理に関しては3つのカテゴリーがあります。すなわち、1.公的研究費の適正使用、2.研究に関わる不正行為防止、3.医学系研究に関わる研究倫理遵守(研究協力者の権利保護)です。この中で当委員会が担当する項目は3でありますが、とくに学術集会時の演題応募・発表における手続きについて決めてまいりたいと思います。当学会も加盟している日本医学会連合から「学術集会への演題応募における倫理的手続きに関する指針」が公表されていますが、この指針では、研究内容から5つのカテゴリーに分類し、それぞれに対して倫理的手続きの内容と判断基準が示されています。すべての学会がこの指針に直ちに制約を受けるものではありませんが、今後はこの指針に沿った形の運用が求められてくると思われます。各学会の動向を見ながら、当会員の意向を踏まえて運用方法を決めて参りたいと思います。また、会員の皆様方が「人を対象とする生命科学・医学研究に関する倫理指針」と個人情報保護法を理解し、公正で透明な学術研究を推進していただけるよう援助してまいりたいと思います。

(川口きゅうぽらリハビリテーション病院、埼玉医科大学国際医療センター)

委員会構成

委員 勝川史憲(慶應義塾大学 スポーツ医学研究センター)
向井直樹(筑波大学 体育系)
礒良崇(昭和大学藤が丘病院 循環器内科)
難波聡(埼玉医科大学 ゲノム医療科/産科・婦人科)
アドバイザー 吉矢晋一(西宮回生病院 顧問 整形外科)

ミッション

  • ①会員への研究倫理に関する教育啓発
  • ②学術集会における演題応募に関する倫理的手続きの決定と運用
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