理事長挨拶
ごあいさつ

日本臨床スポーツ医学会
理事長 赤間高雄
2025年11月に、山澤文裕前理事長の後任として一般社団法人日本臨床スポーツ医学会理事長を拝命した赤間高雄です。
スポーツ医学に関する近年の動きとしては、2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックに本学会会員から365名が参加し、我が国のスポーツ医学分野に多くのレガシーを残しました(オリンピック・パラリンピック総括委員会活動報告、日本臨床スポーツ医学会誌、2024年32巻1号)。また、「医学教育モデル・コア・コアカリキュラム(令和4年度改訂版)」では、従来版に比較して「スポーツ」や「スポーツ医学」が多くの箇所で記載され、医学部教育におけるスポーツ医学の位置づけが高まりました。そして、2025年に改正された「スポーツ基本法」ではスポーツに関する諸科学の筆頭として引き続き「医学」と「歯学」があげられ、さらに「薬学」が追加されました。また、スポーツ庁では「ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの推進」を提唱しており、スポーツ医学への社会的期待はますます高まっています。
日本臨床スポーツ医学会は、1989年にスポーツ医学に関わる全診療科のスポーツドクターが参加する学会として発足しましたが、40年近くの歴史を経て、学会活動をより活性化するための課題が生じてきています。現在の学会員構成(2025年9月30日現在)は、正会員(医師・歯科医師)が2,530名(52.5%)、正会員(医師・歯科医師以外)が56名、准会員が2,153名(44.6%)となっています。本学会はスポーツドクターの会として設立されたため、正会員として入会できるのは医師あるいは歯科医師です。医師・歯科医師以外の者は准会員として入会します。准会員は手続きを経て正会員になれますが、実際に正会員になった者は少数です。総会を構成する代議員は正会員のみですので、准会員が学会運営に関わるのは困難な仕組みになっています。現在の学会員の構成に合わせた学会運営の仕組みを考える時期に来ていると思われます。また、本学会会員の男女比は男性会員83.6%、女性会員16.4%と、女性会員の比率が著しく低い状況です。女性会員の増加と学会運営への関与の促進については山澤前理事長時代から取り組んでいますが、今後もより推進していく必要があります。
本学会は、スポーツ医学を実践する専門家の学会として、学術的活動をより充実させるための改革を推進し、スポーツ医学に対する社会的ニーズに応えていきます。









